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INDIGO

藍に初めて触れたのは、2015年。

それまで会社勤めでほとんど家に居なかった私にとって、藍 は憧れ、雲の上の存在でした。

きっかけは仕事を辞めたことと、EarthNetworkの藍建て講習でした。

生半可な気持ちで向き合うことは許されない...藍に対するまっすぐな思いが一番大事だと思い、先生にたくさんたくさん質問して、藍が建つしくみの大枠を理解してから、琉球藍とすくも藍を建てました。

琉球藍を建てたのは、その7月に沖縄本部で行われる沈殿藍製造作業に参加させてもらうことが決まっていたからです。その後、織物の大先輩からなんと19年もののすくも藍をいただき、すくも藍も建てることができました。そのすくも藍は、奈良から安曇野へ一緒に移動して、今も元気に生きてくれています。

藍建てと、維持に使っているもの(すくも藍)は、灰汁、石灰(貝灰に変えました)、麩、pHメーター、温度計です。

​ここ安曇野では、屋外に甕を置いていますので、

11月~4月頃までは冬眠中、今年2017年の春にはインドカッチ地方(砂漠地帯)で見た方法に倣って土中に甕を埋めて保温効率を高めようと計画しています。

きっと、永久に解ったような気になれない。藍と日々相対しながら、藍にとって一番ベストな環境づくりと、染め方を、模索していく。尽きることのない藍の面白さを感じています。

人生の中で藍と出会えたことに、感謝です。

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