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展示会のお知らせ

この度 はじめての個展をさせていただく運びとなりました。

本当に、本当に、たくさんの方々にご支援いただいて、ようやく ひとつの形として活動報告ができると思うと、感無量・・・です。

まだまだ、制作中!なのですが、今こうして報告の場として書いていると、いろいろな方の顔が浮かんできて、たいへんに応援してくださった方で今は亡き方も幾人か。涙が出そうになります。何かを達成した、あるいはする、ような気持ちは全くなくて、ようやく ほんとうにようやく スタートラインに立てたのかなぁ… という気がしています。この、スタートラインが 私にとってどれほど嬉しく、大きな意味をもつか、私に機や道具一式を譲ってくださった2010年から ずーっと応援し、見守り励まし続けてきてくださった徳重恵美子師が 一番よくわかってくださると思います。

そして、今回はこれまで多方面でお世話になっている方々への活動報告の場にしたいと思っていまして、今現在の地元、長野は松本にて、そしてその足で自分の地元、奈良へと 巡回させていただきます。奈良では やはり、ここ10年ほどの私をずーっと見てきてくれた友達を通り越して姉妹のような存在のKこさんのお店にて。あと3か月足らず、がんばらなくっちゃ。

すべては これから。

奈良の安アパートで織る音に苦情をいただいたのがきっかけで、場所を探していた私に、工房兼住居としての場所を光熱費のみの負担で提供してくださったFご夫妻のお陰で、この1年半近く、すばらしい環境で ほんとうに私は思う存分、手を動かすことが出来ました。

Fご夫妻のご紹介で、松本の本郷織物研究所の本郷先生と繋いでいただいたことは、どこかの工房で学んだり、専門の学校を出たり、という経験がない私にとって、どれほど有り難い存在か知れません。本郷先生のお仕事とは、扱う素材も違えば、まったく比較にもならないことを自分の思う儘、やっている私ですから、なにか直接にご指導いただいたりすることはないのですが、いつも 工房にお伺いするたびに いろんな気づき をいただきます。与えよう、と思ってされるものでは 決してなくて、自然とこちらが受け取ってしまう たしかな気づき。そして、本郷先生の織られた やまこ(天蚕)の布の うつくしいこと・・・”たしかなもの” を見せてもらう、手に取らせてもらう、それは 志す者にとってどんなに幸せなことかわかりません。

今回の展示会も、本郷先生の「1年間のまとめに展示会をしたらいいよ」の一言を 励みに、がんばってきました。私のようなぺーぺー駆け出しに 下さったこの一言が、どれほど嬉しかったことか・・・

染織と言えども 素材や織り方、何をつくるかによって スタイルはさまざま。

自分は何がしたいのか、とにかく3年間を節目にして 頭の中にあるものを 全部形にしていこう。そう思ってやってきました。そして、2年前に川島織物の短期講座で習った綴れ織が 今の自分に一番フィットしていることが分かりました。これで もっとたくさん試してみたいと思っています。食えるか、食えないか。食えないでしょうね笑。今は3年間の節目のちょうど真ん中。とにかくあと半分、がむしゃらに挑戦したいと思います。

そうでした・・題目は展示会のおしらせ。

こちらからご覧ください。 EXHIBITION

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