藍の季節が・・
今年も藍の季節がやってきました。
2015年から4シーズン目の藍ちゃん。今年も元気です。
先日まで 「まだ‥ちょっと寝てます」という顔だったのですが、今日ひさしぶりにお顔拝見してみると、「そろそろ準備OK~」的ないい表情!
この紫色の銀膜の下から微生物がむくむくと動き出している活力を感じる、そんな気がします。
撹拌前のpHは9.2。
冬眠時の藍液を守ってくれた嫌気性の乳酸菌たちに敬意を払いつつ・・
ゆっくり、ゆっくりと撹拌。撹拌後のpH は10.0。
茶色い藍液が見えては さっと濃い藍色に変わります。今年も 美しい藍色を染めさせてくれそうで、それだけでもうとっても幸せな気分です。
液温がまだ17.5℃なので貝灰だけ少し入れました。液温が20℃を超えてきたら 麩を煮て ごはんをあげようと思います。
こちら↓は遡って2月末、 年末までお世話になっていたFご夫妻邸の庭から引っ越してきたばかりの藍ちゃん。
昨年は、実験的に庭に深さ1.5mほど穴を掘り、そこに藍甕を据えて仕込み時の熱源を日中の太陽光と補助的に練炭を使用して建ててみました。昨年も5月は気温の変化が大きく建ち上がるまで少し時間が掛かりましたが、結論的には無事に建ち上がり、その後も順調でした。穴の内壁にアルミシートを張ったことと、藍甕タンクの色が黒いので日中の太陽光熱の吸収はかなり効果的で、夕方気温が下がり始めると、タンクにアルミシートを巻いて放熱を防ぐことをすれば、1日を通しての液温の変化も少なく維持できました。しかし結論的には、私はたくさん染めるわけではないので、仕込みに熱源が必要な時期に建てなければいいんだ、と思いました。ここ数年の観察で、藍液は液温が低く、pHが極端に低くなければ、長い期間放置していてもまったく問題がないんだな、ということが分かってきたので、外気が25℃を超える夏のひと月ほどを 藍染の期間とすれば 何の熱源も要らずに染められます。一応、練炭コンロも入るサイズで藍小屋を作りました。
ご近所さんの紹介で家から歩いて1分ほどの場所に畑を借りられることになり、畑の隣の農家さんから、なんと藍の苗を頂きました^^ 夫の実家でも義父が蓼藍を育ててくれているので、今年は生葉染も贅沢に楽しめそうです♪
いよいよ、藍の季節ですね~!